January
(Summary: Kei Tomiyama and Yōko Asagami chat with one another. Talking about their first time meeting during the 1974 Yamato TV series recording sessions, how moved Tomiyama was by the ending of Farewell Yamato that it almost brought him to tears)
いま、ヤマトファンが一番注目しているのは進と雪の愛のゆく末だ。2人の出会いから早くも5年、2人のことを一番よく知っているのは、あるいは富山敬さんと麻上洋子さんかもしれない。そこでお2人に、気になる愛の心境を語っていただいた。
Kei Tomiyama.「麻上さんとはじめて会ったのはヤマト〟だったよね」
Yōko Asagami.「ええ、そうですね」
Tomiyama.「あのころは、ほんとにかわいらしい女の子といった感じで・・・」(笑)
Asagami.「ええ、ええ、じや いまはどうなんですか?」
Tomiyama.「あ、むろんいまも・・・(笑)けど、ほんとに女性として成長した感じね。雪だけでなく、「麻上さんも」
Asagami.「「どうも」(笑)
Tomiyama.「ところで、麻上さんは進くんのことをどう思ってる?」
Asagami.「「そうですね。仕事ができる"男というか、責任感が強いというか・・・・・・だからといって冷たい人じゃないし......」
Tomiyama.「そうね。やさしい男なんだたとえば彼は、ヤマトで航海していくうちに戦いの空しさに気づいていくでしょう。 で、大切なのは、自分たちが豊かになるだけでなく、他人のしあわせも考えるといった人間に成長していく」
Asagami.「「もちろん、雪を裏切らない(笑) それと、他人をひっぱってゆく魅力ももっているんじゃないかな!!」
Tomiyama. 「うん、そうね。いろいろなことを経験してそうなったんだな。というのも、進は純粋な少年でしょう。「ぼくみたいに」(笑)
Asagami.「「富山さんのことは別にして(笑)、でも、そこにひかれたんでしょうね、雪は」
Tomiyama.「うん、雪もほんとうに女らしいというか、つきなみにいうと思いやりのある女の子だから」
Asagami.「「でも、彼女って、やっぱりふつうの女の子なんだと思います。たしかに、頭がきれるとか、人よりほんの少しスーパーレディ的なところはあっても、自分がふつうの女の子であることを忘れていないから」
泣きだしそうになった映画のラスト・シーン
Tomiyama.「けど、2人はこれからどうなるんだと思う?」
Asagami.「「うん、映画みたいに死んじゃうのはちょっと・・・・・・」
Tomiyama.「でも、ぼくは、映画のとき死んだ雪に語りかけるシーンではジーンときちゃって、恥ずかしながら、泣きだしそうになっちゃっ「たんだ」
Asagami.「「でも、わたしはそのとき、いなかったんですよね。もう、死んじゃってたから」(笑)
Tomiyama. 「(笑)・・・ま、どんなドラマになろうとおたがいの愛はきちっとたしかめあいたいね」
Asagami.「「こんどは、わたしが聞きますけど、富山さんが進を演じる場合、雪に対しての恋愛感情はどうなんですか?」
Tomiyama.「もちろん、恋愛感情はもちますよ、"声"もふくめて」(笑)
Asagami.「「いじわるですね、富山さんって」(笑)
Tomiyama.「聞くほうがいけないんだよ」(笑)
Asagami.「ところで、富山さんは、こんどのヤマトでは、とくに意識して変えていらっしゃるところは、あるんですか?」
Tomiyama.「少し大人っぽく演じてはいるね。だって、進も成長しているでしょう」
Asagami.「うん、わたしの場合は、地のままなんです。なんていうか、雪は、わたしに年齢も近いし・・・・・・たとえば『魔女っ子チックル」のチーコ役のときには、わたし、声を作るんです。 小学生らしく。 そういう意味では、これでいいと思うんだけど」
Tomiyama.「地でいいっていうことでいえば、ぼくも同じだな。進って、とってもテレ屋で、オッチョコチヨイのところがあるでしょう。似ているんです、ぼくに(笑)。ま、たのしくやれる仕事なんだな、ヤマトは」
Asagami.「感情移入がすごくラクにできるんですよね、雪って」
Tomiyama.「そう、ぼくも、じゃこれかもっと感情移入しちゃおう」(笑)
Asagami.「わっ、ほんとに富山さんていじわるですね」(笑)
危機突破! 吠える波動砲 (epside 10, 12/16)
テレサのメッセージを追ってテレザート星へ近づいたヤマトは、激闘の末、ゴーランド艦隊を波動砲で葬った。と、そのとき、ヤマトへ祝電が届いた。ガミラスのデスラー総統からであった。
復讐・デスラー戦法! [前編] (episode 11, 12/23) テレザート星を間近にして、ヤマトは宇宙螢の飛ぶ空間を航行していた。旅の疲れから、地球への思いをはせている新しい乗組員は、螢を艦内へ持ちこんだ。が、それはデスラのおそるべき作戦だったのだ。宇宙螢のバクテリアにより、重力コントロール装置を破壊されるヤマト!はたして、その結末は!?!
February
Yamato II coverage with comments from staff and a short interview with Noboru Ishiguro.
ヤマト2設定の秘密を全解剖する!!
設定のなかで「色指定セル」がなぜ、一番だいじなのか!?
いわゆる設定資料とは、大まかなラフをもとにそれをクリーンアップしたものを指す。だが、xこの設定資料だけでは、作画にはとりかかれないというのも、魅力的なキャラクターの設定は、 色彩があってはじめて生きてくるからだそこで今回は、彩色された設定「色指定セル」を特集してみた。 まずは、色指定セルがどのようにしてできるかを、テレサと中型雷撃艇を例にとって説明してみよう。
★テレサの場合
★中型雷撃艇の場合
「猛攻!テレザート星大作戦」(前編) (episode 13, 1/16)
テレザート星へ降下した空間騎兵隊が見たものは、超近代都市の廃墟だった!!!
「猛攻!テレザート星大作戦」(後編) (episode 14, 1/13)
デスラーは彗星帝国の牢におしこめられ、ヤマトはテレザー星の上陸作戦に成功した!!
「テレサ・愛・今はじまる」 (episode 15, 1/20)
出航準備にかかるヤマト。そのあわただしさの中で、島とテレサとの間に、何かが!?
ヤマト2の設定でいま一番おもしろいと思うのは、なにしろ足かけ5年の作品なので、キャラクターが1人歩きをしはじめているという点ですね。つまり、ぼくたちが考える先に、キャラが動いて、思いもよらない進展を見せているということなんです。だから、雪が今度のテレビで劇場用よりも若返ったのは、パート1のひきつぎということを考えると、ごく自然”のことだと思うんです。
Kenzo Koizumi
ヤマトのキャラクターというのは、ほかの作品にくらべると、かなりリアリティに富んでいるんですよね。人物にしてもシリアスな顔と体をしていますからね。ま、それだけに人物に芝居をつけるのはむずかしいんです。メインキャラはほとんど松本さんがラフを描いて、それをぼくがクリーンアップするというスタイルが多いですね。ただ、ガミラスの4将軍だけはぼくがデザインしました。
Katsumi Itabashi
ぼくの仕事はメカのクリーンアップが多いんですが、松本さんのメカというのは、クリーンアップしやすいんです。というのも、全体的にリアルで、ムダな飾りがないし、おまけに、機能と型とがうまくマッチしているでしょう。こういうのは描いていてたのしいんですよね。ぼくが手を加えるといってもシールドのつぎ目とか細かいところだけですね。
Geki Katsumata
”色”というのは、ぼくの場合、ストーリーを聞いているうちに、自然に浮かんできます。というのも、色彩も波長のひとつですから、着ている服とか肌の色によって、性格があらわせますからね。ただ、今回のヤマトでいうと、サーベラーは4種類使っています。ふつうは数種類ぬってみて、その中でもっともよいものに決めるんです。しかし、サーベラーの場合、松本さんに見せたら、「これはいい」ということになって、ぜーんぶ使うことになったんです。そのときどきの彼女の気分で4着すべて着せようと。
2: テレサはテレビでどう変わった?!
AM. 「島とテレサが恋におちいる」この衝撃的なニュースをキャッチした本誌では、さっそく石黒昇アニメ・ディレクターにその真相をただしてみた。ほんとうなんですか?
Noboru Ishiguro.「ええ、ヤマトにテレサからのメッセージが送られてきて、島が応答するわけなんですが、何回か、それをくりかえしているうちに自然と・・・・・・で、実際の2人の出会いは15話(放映)になりますね」
AM. 劇場用からは信じられない話なんですが......
Ishiguro.「島もテレサも、劇場用とはかなり設定を変えているんです。つまり、テレサは反物質人間ではなく、反物質をあやつる超能力少女にしたんです。それも、高度な文明を誇ったテレザリアム大帝国の生き残りとして。 ま、だから、裸であったテレサに、今回は服を着せたんですよね。一方、島のほうも、いままでのイメージを若干変えるなかで、男の積極的な面をだそうと思っています」
AM. 2人の愛は実るんですか?
Ishiguro.「それは、これからのストーリーを見てください」
March
Interview with Noboru Ishiguro
AM. ついに大決戦”に近づいてきたと思うんですが、ズバリ、今後の展開は!?
Noboru Ishiguro. 「大ざっぱにいうと、いったん太陽系に戻ってきたヤマトは、地球への帰路、デスラーと戦うことになります。 で、 そのあと、大決戦に入る予定です。 この場合、いまのところ、映画とは設定を大はばに変えて、舞台を太陽系の外側のほうに移そうと考えています。 火星から土星へ、土星から天王星へとか。というのも、そうしたほうが、話が大きくなりますからね」
AM. いま、 デスラーの話がでたんですが、やっぱり、映画と同じように、 デスラーは、大決戦の前に死ぬわけですか?
Ishiguro. 「これが、一番むずかしい問題なんですよね。 ファンの方からは、毎日のように「また、殺す気か?」(笑)なんていう手紙が殺到していますしね。正直いって、まだ決めていません。ただ、これだけはいえます。 18話(2/10放映) と19話(2/17放映)では、ヤマトとデスラーが、おたがいの総力をあげて戦います。 その際、これはまだ、秘密ですけど、デスラーの新戦術を考えています」
AM. 話は少し前に戻るんですが、幽閉されているデスラーはどうやって脱出するんですか?
Ishiguro.「それは、デスラー艦隊が彗星に突入して救出します」
AM. ところで、そうしますと、大決戦は、20話(2/24)からということになるんですか?
Ishiguro.「そうですね。予定では、20話でバルゼ艦隊が太陽系に突入し、両軍とも土星決戦を決意することになります。両軍の布陣が開始されるわけです。 で、 ヤマトも太陽系に帰還し、地球艦隊に合流。21話(3/3)でいよいよ作戦始動、両軍先峰の戦闘がはじまります」
AM. 地球艦隊の指揮はだれがとるんですか?
Ishiguro.「土方です。 20話で、土方と古代が再会しますのでドラマ的には20話以降、土方の描写がふえますね」
AM. では、最後にお聞きしたいんですが、 ラストは、映画と同じですか?
Ishiguro.「それは残念ながら、ラストまで待ってください。それに第一、そこまでは、まだ決めていませんよ」(笑)
April
Episode Summary
宿命の対決 (episode 23, 3/17)地下要塞を追って、ヤマトはワープ航法を敢行した。だが、ワープをし終わったヤマトの前に待ち受けていたのは、なんと、デスラー艦隊だったのだ。デスラー艦隊は、ここぞとばかりにヤマトを包囲し猛攻撃を始めた。体勢の整わないヤマトは、なすがままに攻撃を受け、もはやこれまでかと思われたとき、思いがけない反撃に移った。小ワープでのデスラ艦体当たり。まさに、危機一髪の肉弾戦だ。そしてついに、突破口宇宙戦艦ヤマト2デスラー艦に、古代、が開いた。島らが次々に乗りこみ、デスラ艦の中枢部である第一艦めざして突進する。と、そのとき、突然、大爆発が起こり、鳥が宇宙空間に放り出されてしまった。だが、古代は難をのがれ、デスラー艦の中枢部に入りこんだ。そして、デスラーと宿命の再会をするのであった。
June
7月24日(土)に放映決定したテレフィーチャー・ヤマトのプロローグヤマトとの戦いの過程で、進と奇妙な友情に結ばれたデスラーは戦いの無意味さを悟った。「私は孤独だった。私の目には、愛する者の姿がうつらなかった」そのことばを発したとき、デスラーの胸にはある人間の姿が去来していた。それは、遠い昔、ガミラスがまだイスカンダルとなかよくやっていたころの幼いスターシャの姿だった。デスラーは艦隊を率いて、新たな安住の地を求め旅立つ前に、母なる星、ガミラスを自分の目にやきつけておこうと思った。14万8千光年の距離を3か月半かけて、デスラーは故郷に戻った。と、デスラーの目前で、ガミラスは謎の大爆発をおこした。そして、爆発のあおりでイスカンダルは宇宙に放りだされ、流されていった。いまのデスラーは、スターシャにほのかな思いを寄せていた。デスラーはイスカンダルを追った。そして、古代進にその窮状を打電した。数10万光年の宇宙の涯で、惑星間大戦争があった。その戦争に必要なエネルギーが、ガミラス星にあることを知った謎の惑星は、それを手に入れようとして、まちがえて、ガミラス星を爆破してしまったのだ。謎の惑星の先鋭艦隊は本国の指示をあおぎ、同じエネルギーがイスカンダルにもあることを知り、そのあとを追った。一方、白色彗星軍との戦いで、多くの隊員を失った(生存者16名)ヤマトは、補充要員を加え、古代進の指揮のもとに訓練航海に出航し、銀河系の中で日夜、猛訓練をくり返していた。そこで、デスラーの打電をヤマトは受けた。そのころ、宇宙の涯では、先鋭艦隊の攻撃から、必死の思いでイスカンダルを守るデスラーの姿があった。「古代よ、俺との友情をとり交わした古代よ、おまえは、かならず、来る」はたして、まにあうのか、ヤマトよ!!
「’79年夏」のヤマトを見るところから「’80年夏」のヤマトがはじまる!!
「ヤマト2」放映終了後、3か月後に、テレフィーチャーの「ヤマト」が放映されるわけですが、まず、その製作の意図と動機あたりからおうかがいしたいんですが...
Yoshinobu Nishizaki Interview
Yoshinobu Nishizaki.「最初におことわりしておきたいのは、テレフィーチャーの『ヤマト』は、単なるエピソード編でも番外編でもないということです。つまり、この作品を7月24日に見ていただくところから、来年夏の『ヤマト』がはじまるということですね」
AM. 来年夏のヤマト!?
Nishizaki.「そうです。ぼくは、来年、30年夏に「ヤマト・パート3』を製作します。また、その製作はすでにスタートしています」
AM. 大ビッグニュースですね、その情報は。
Nishizaki.「ですから、今回の『ヤマト』は、80年夏、第3作を作るという大前提にたって製作します。 じつをいうと、すでに第3作の構想原案はできあがっているんです。だから、今回の作品は、その前段階として見ていただきたいですね」
AM. どういう構想なんですか、 来年夏の『ヤマト』は!?
Nishizaki.「それはまだ、ちょっといえませんよ」(笑)
AM. ところで、去年の夏、西崎さんは、「これが最後のヤマトだ」とおっしゃったわけですが、再び製作される。そのへんの理由は!?
Nishizaki.「理由は2つあると思うんです。 ひとつは、去年の映画が、ぼくの想像していた広がりをはるかに超えてしまったということ、観客層の広がりを含めてですね。 つまり、ヤマトは、もはや、ぼくのものであって、ぼくのものじゃない。 やマトは、そうした多くのファンたちのものなんです。 彼らのことを考えたら、やめられなくなりましたね」
AM. いまひとつは!?
Nishizaki. 「じつをいうとぼくは、ある事情で「ヤマト2』は15話までノータッチだったんです。 で、1話以降、松本 (零士)さんと相談していっしょにやっていったんですが、ある日、ふと、たいへんなことに気がついた。『ヤマト2』 は、映画とは、ずいぶん食いちがいのある話になっていたんです」
AM. “食いちがい”といいますと!?
Nishizaki.「テーマ的なものですね。『ヤマト2』は、いささか、ご都合主義的設定が多すぎたのではないか、これは、ヤマト本来の姿に誤解を招くんじゃないかと思いましたのでね」
AM. どういう部分ですか?
Nishizaki.「第1作でぼくは、地球人類のために戦うヤマトを描き、また、戦い自体に疑問を抱く古代を描いた。で、映画ではそのテーマをもう一歩押し進めて宇宙愛”を描いた。ところが、『ヤマト2』のテーマは、再び、地球人類のための戦いになってしまったんです。だからぼくは、今後のヤマトのなかで、2つのことをはっきりさせようと考えたんです」
AM. といいますと?
Nishizaki.「ひとつは、ヤマトは、いつ、いかなる目的で敵と戦うのかを明確化すること。それと、本来のヤマトの味をだしていくことですね」
AM. 本来のヤマトの味!?
Nishizaki.「もともと、ヤマトを作ろうとした最初の発想はたのしいスペース・オペラを作ることにあった。それがちょっとちがってきているんで、修正しようと考えているんです。まあ、今回のヤマトを作る最大の動機は、そのへんにありますね」
AM. 来年のヤマトもまったく同じ発想ですか?
Nishizaki.「そうです。 『ヤマト』というドラマを確立しておきたいんです。だから、さっきはしゃべらなかったけれど(笑)、少しだけ来年のヤマトのことを話しますと、再び、少年少女の成長ドラマを描きたいと考えています」
AM. 最後にひとこと。
Nishizaki.「テレフィーチャーも来年のヤマトも、夢のあるドラマティックなスペースオペラを作ります。もちろん、ヤマトの大前提である、愛と己への可能性に対する挑戦も描きます。 アニメージュ・ファンのみなさん、期待してください!!!」
July
Interview with Takeshi ShiradoAM.・チーフ・ディレクターとしどんな画面を作ってみたいですか?
Takeshi Shirado.「ぼくは、心情的なものよりもアクションがすきなんで、なにはともあれ、派手な画面作りをしてみたいですね」
AM. 具体的には?
Shirado.「これは、プロデューサーのねらいでもあるんですが、第一に、パートーのような“ドンパチ。(もの)に戻したいですね。それと、第二には、デスラーの生きざまを描きたい。その後の、ですね」
AM. 新キャラが登場しますが、キャラ設定は!?
Shirado.「ほとんどぼくです」
AM.とくに苦労なさったキャラはありますか?.
Shirado.「とくにないんです野は大げさにいうとボス本古代ねらってるだんです。ちょっとイイ男でしょう」 (笑)
AM.敵のキャラは?
Shirado.「それは、テレビのなかで説明しますので、しばらく待ってください」
Interview with Mitsuki Nakamura
AM.ヤマトははじめてですか?
Mitsuki Nakamura.「そうです。 いままで、タツ一系でやっていましたので・・・・・・」
AM. 今度、マカ設定をおやりにヤマトのメカの特質みたいなものはありましたか?
Nakamura.「ほかの作品のメカよりセンが多いのに仰天しましたね。セン多いということは、原画、動画人がタイヘンですからね。それと、メカのリアルさですね。空想的なのに現存するものをプラスするので、シリアスなメカにこれは、ぼくにとっん、勉強になりましたね。
AM. 本零士さんのメカの感覚だか?
Nakamura. センが細くて、デリケートなんで、そこをつかむのがタイへンでした」
AM. はじめてのスタッフの方ちとはうまくいきましたか?
Nakamura. をいうと小泉謙三とは御徒町中学(東京)で同級生だったんですよ。だから、とくにそううこと「デスラーの生きさまを見てほしい」
Interview with Hideaki Yamamoto
AM.「さらば」以来のヤマトということなんですが・・・・・・
Hideaki Yamamoto.「いや、じつをいうと、館俊介というのは、ぼくのペンネームで「ヤマト2」は藤川桂介さんと交互に書いていたんですよ」
AM. そうだったんですか。ところで、こんどの「ヤマト」はいうごろから打ちあわせがはじまったんですか?
Yamamoto.「2月のなかばでしたかね、西崎さんを中心に、舛田(舛雄)さん、安彦良和)さん、それにぼくがあつまって打ちあわせました。もっとも、すでに構成案は西崎さんがもってましたけどね」
AM. ズバリ、見どころはどこですか?
Yamamoto.「場面的には、いろいろあますが、秘密にしておいたほうが・テレビを観るときにはいいでしう。ただ、ぼくとしては、デスラに力を入れて書きました。 気と屋のポーズばかりをとっていたデスラーが自分の弱さをさらけだすんです。 デスラーの人間臭さを見てほしいですね」
August
このページの3人のキャラを見て「おや」と思う読者は、かなりのヤマト通である。なぜなら、デスラー スターシャ、守とも新たに描きおこされたキャラだからである。今月のCX-TV、Feature ヤマト・レポート第3弾は、「新キャラ設定の真相」 とテレビ放映より3週間早い 「ストーリー紹介」である。
Interview with Kenzo Koizumi
AM. テレフィーチャーヤマトで、古代くんたちのキャラが変わると聞いてちょっとショックなんですが、イメージが変わるということはありませんか!?
Kenzo Koizumi.「それはありませんね、大体、最初のヤマトがもうあしかけ6年前でしょう。ストーリー上、等身があわなくなってきても当然だから、変えたんですよ」
AM. ということは、年齢の問題ですね。
Koizumi.「それと、キャラクターたちとともに絵描きのほうも成長してきた(笑)んで変えたくなったということもありますね」
AM. ところで一人一人、具体的に聞いていきたいんですが、古代進くんはどこが変わったんですか?
Koizumi.「鼻を長くして、目に丸味をもたせてみました。大人になると目が柔らかくなると思ったんです」
AM. 雪は?!?
Koizumi. 「少女から女を意識してみたんです。大げさにいうと、女っぽさをだしてみたつもり、目元をちょっとうるませてみたんですけど、どうですか(笑)」
AM. 設定資料によると、ロングドレスを着ているんですが、雪がそういうのを着るのははじめてじゃないですか?
Koizumi.「はじめてです。ま、エレガンスさをだしてみたかったことはありますね。それと、ドラマのなかで、アナライザーが雪のスカートをめくるシーンがあるんで(笑)その点も考えまして(笑)」
AM. 島くんはどうですか?
Koizumi.「彼の場合は、いろいろありましたので、頬のふくらみをとって、あごのでっぱりをなくしてみたんです。 大人の島くんの顔ですね」
AM. スターシャはパート1とはずいぶんちがうみたいですね。
Koizumi.「ちがうというか、松本さんの原画に近づけてみたんです」
AM. 年齢の設定はどのくらいに置いて描かれたんですか?
Koizumi.「26、27歳というところですね。だから、大人の色気というか、そういった感じがだせれば、成功だと思っています」
AM. 年齢で想いだしたんですけど、6年前ということは、進たちも、もう立派な青年になったんですね。
Koizumi.「だから、前のキャラでは子どもっぽすぎるわけですよね」
AM. ところで、守はあまり変わっていないような印象を受けたんですが?
Koizumi.「そうですね。彼の場合は、すでに大人だったから、とくに変える必然性はありませんでしたね」
AM. 最後にデスラーですが、キャラ設定としては、パート1に近いんじゃないですか?
Koizumi.「イメージがすでに困っているし、イメージが強烈だから、デスラーはあまり変えなかったんです。でも、そういわれると、パート1に似ている気しますね」
AM. 最後にひとこと。
Koizumi.「ぼくの仕事は、総作画監督、キャラの統一、レイアウトチェックをやっています。絵のところを特によく見てください!!!!」
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